トイレは宇宙の入口

トイレは宇宙の入口⑦

「見て見て✨️この格好イケてるでしょ♡♡」

【誠は女装した姿を華に見せた】

「おおう、可愛いじゃん」

「じゃあオレちょっとママレード行ってくるわ」

「うん、行ってらっしゃーい」

【誠は女装したままスナックママレードに向かった】

【スナックに到着】

「こんばんはー、今日は葉ちゃんいるー?」

【スナックのママが出迎えた】

「うん、いるわよー♡⃛葉ちゃん葉ちゃん、誠ちゃんが来てくれたわよ」

「あ、誠ちゃん♡♡いらっしゃい、今日も可愛いー」

「でしょでしょ、今日の服おニューなんだ♡⃛」

「さ、座って♡⃛いつものやつでいいよね」

「なんか誠ちゃん、悩みでもあるの?」

「いや、悩みってわけじゃないけど、娘のところにフクロウ姿の魔法使いが来てさ、学びが始まったみたいなんだ。オレは父親として何の手助けが出来るんだろう?って思ってるんだ」

「(あれ?フクロウ?もしかして、、)」

「誠ちゃん、、もしかして娘ちゃんて、、なぞなぞ保育園のひまわり組さん?」

「葉ちゃん!なんで知ってるの?そうだよ!」

「あ〜、やっぱりね、、私さ、昼間は保育園で働いてるって言ったでしょ。で、、職場は、、娘ちゃんの通ってる保育園で、、しかもひまわり組の担任なの、、」

「そうだったんだー!娘の様子はどうかな?」

「保育園でも声は出てないけど、とっても元気に楽しくやってるよ、、フクロウが肩に乗ってるのを見た時はびっくりしたけどねw♡♡」

「葉ちゃんも魔法使いが見えるの?」

「あれが魔法使いなら、、うん、見えてるね」

「学びが始まった優花に、、オレ、、親として、何をしたら良いんだろう?」

「やっだ〜♡誠ちゃん♡⃛なーんもすることないよおー」

「え、でも、、優花が早く声が出るように何かしてあげたいんだよね」

「だよねー、お友達と仲良くなりたい気持ちがある事は見ててわかるし、きっとお話もしたいんだろうねー。でもねー、親は見てるのが役目だしねー」

「そういうものなのかなあ、、、」

「誠ちゃんが娘ちゃんを想う気持ち、、わかるよ、、まあ、私は親になったことないから本当の本当は、、わからないかも知れない、、でもさ、私の親は見ててくれたんだよね、ただただ、見ててくれたんだよ。それが嬉しくてさ。危ないこともやらせてくれて、怪我もさせてくれて、失敗もさせてくれた。」

「葉ちゃんの親御さんはすごいねえ、オレなら、優花が怪我をしないように、失敗しないように、悲しまないように、、言いたくなるし、手を出したくなるよ。」

「だよねー。娘が悲しむ顔なんて見たくないもんねー、でもさっ、娘ちゃんが学ぶって、、悲しい辛い怖い寂しい痛いっていうのも含めた「経験」が大事だよね。ハッピーラッキーだけの「経験」も幸せだけど、、本当にそうかな?^^」

「葉ちゃんはオレより若いのに、言うことがオジさんみたい(*´艸`)」

「もう(ノ∀≦。)っ))*`Д゚) バシバシやっだ〜、おじさんて何よw私は女性よ♡」

キャッキャ٩( ᐛ )۶🍻٩( ᐖ )۶キャッキャ

「ただいまー」

「誠、おかえりー」

「オレさー、優花の父親としてちゃんと出来てるかなあ?、、、」

「ん?、、、うん、出来てるよ!!(^o^)v、でも、、もう少し頑張れるなら、、、、」

「頑張れるなら、、、何?ソワ( •ω•` 三 ´•ω•)ソワ」

「えっとねー、、、もっと女装に磨きをかけること♡⃛んふ♡⃛」

「華ーーーーー꒰ঌ(๑≧ᗜ≦)‪໒꒱⋆⸜♡⸝‍⋆大好きーーーーー♡⃛」

⑧へ続く

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