「ジイジ行ってまいります。パパ行ってまいります。」
ミチは畳の上に正座をして手をついてジイジとパパに挨拶した。
ジイジはミチの兄弟にもこの行動を求めたが、ミチだけが行った。
(なんかわからんがこれやるといいのね)
ミチにはこの行動が正常なのか異常なのかはどうでもよく、この行動をする「自分」が何故か楽しかった。
ジイジの「しつけ」はミチにとって全て美しく感じた。
靴を揃えて家に上がる事
「ミチ、家に上がる時はね、靴をこうやって揃えるんだよ」
(おー、キレイ✿゚❀.(*´▽`*)❀.゚✿)
ミチはジイジが大好き。毎日ジイジと一緒に夕飯を食べた。
日本酒を飲みながらジイジは「人間とはこうして生きると楽しくなる」事を話してくれた。
が、ミチは食事中はジイジの話は全く聞いてなかった。
そんな事より、食卓に並べられた刺身に夢中だった。
ミチは学んで知っていた。ジイジの隣に座るとたくさん刺身が食べられる事を。
【本日の報告】(📞’ω’)
刺身は美味しい。人間は相手が話しを聞いてないとわかっていても話しは止まらない。話す行為が人間にとって必要な行為だと思われる。
パパニャは思った。
(いや、もう、刺身の報告とか、いらんて。ミチの人間年齢の設定間違えたなあ、、、( ´ Å ` ; ) アハハ…)
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