ミチとの遭遇

ミチとの遭遇㉕

パパニャはミチの人間設定に疑問を持ちメンテナンスに取りかかった

「よしっ、これで正常運転出来るな」

パパニャがメンテナンスをしていたちょうどその頃、ミチは修学旅行を楽しんでいた

ミチの通う美術.デザイン科の修学旅行はフランスとオランダだった

人間になって初めての海外、ミチはワクワクしていた

が、いざフランスに到着してみると、ワクワクがすぐに消えた

街並みを見ても

凱旋門を見ても

エッフェル塔を見ても

ベルサイユ宮殿に行っても

フランス人と触れ合っても

全然楽しくない、、、( ⌯᷄ ·̫ ⌯᷅ก )

ご飯も美味しくない、、、(⚭-⚭ )

それどころか

モナリザなどの本物のアートに触れても無感情で、他人のアート作品に全く興味がないことに気づいてしまった

(ううううう、、、、辛い、、、、早く日本に帰りたい(;_;))

ミチが唯一良かったと思ったのは、雪が降っているのにコートを着なくても寒くない、ということだけだった

ミチの人間設定のメンテナンスで体温を上げただけだったことは、パパニャは気づいていなかった

【今日の報告】(📞’ω’)

ミチは、日本が好きって事がわかった(*`ω´)b。日本人設定にしてくれてありがとう。

2週間の修学旅行でまともに食べれたのは1食だけだった

修学旅行が終わる頃には、ミチは体重が4キロ減っていた

ミチは、「ダイエットしたかったらフランスに行くのが最善」とメモした

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