トイレは宇宙の入口

トイレは宇宙の入口⑨

【なぞなぞ保育園では保育士にレロレロ占い師の免許を推奨していた。園長先生はレロレロ占いの創始者である。今日は週に一度の園長先生による講座が保育士に行われた】

「はい、みなさーん♡⃛今日もおーーー」

「レロレロー!」

「明日もおーーーーーー」

「レロレロー!」

「いつも笑顔でえーーーー」

「レロレロー!」

「はい👏はい👏はい👏、今日もセクシーバディーで行きましょー♡⃛、さあ、みなさん♡⃛レロレロ占いで一番重要な事は何か覚えている方いますか?」

「はい!( •̀ᴗ•́ )/」

「はい、葉ちゃんどうぞ」

「腰を左右に動かすことにより、ヒップを美しく見せる事です(๑•̀ㅁ•́ฅ✨」

「素晴らすいー✨️はい!そうです!レロレロ占いは腰の動きが重要です!」

「先生ー!質問です!」

「はい!たけしちゃんどうぞ」

「僕は占いの知識が浅いので、勉強の方が重要だと思うんですけどー、違うんですか?」

「そうね♡⃛もちろん、それも重要よ。私がお伝えしてるのは、勉強をしっかりやって知識を得たのを前提に、最終的に腰が重要ってこと。たけしちゃんも知識が自分のものになったあとに、私が言っている意味がわかるわ」

「わかりました!腰が重要っていう意識を持ちながら、勉強します!」

「あん♡もうー、素直で素敵✨きっと素晴らしいレロレロ占い師になるわ~」

「ではー、腰の動きに意識してーーーーー、ミュージックスタートっ♡⃛」

レロレロ(ง ᐛ )วレロレロ(ง ˙˘˙ )วズイズイ( ง*`꒳´*)ว レロ( ง*`꒳´*)ว(ง •̀ㅂ•́ )ว( 🤟 °꒳° )🤟ほぉー!!!٩( ᐛ )و🥁🎶🐓🐈🐕🫏🎶🥁

「はいはいはい👏もっと腰を振ってー」

レロレロ(ง ᐛ )วレロレロ(ง ˙˘˙ )วズイズイ( ง*`꒳´*)ว レロ( ง*`꒳´*)ว(ง •̀ㅂ•́ )ว( 🤟 °꒳° )🤟ほぉー!!!٩( ᐛ )و🥁🎶🐓🐈🐕🫏🎶🥁

「はーーーい、セクシーーーーい♥️」

( ☝️ ・ᴗ・ )☝️ふぅー!!

「はい、休憩しましょうー」

「たけしちゃんっ」

「あ、葉ちゃん。おつかれさまです」

たけしちゃん:小林武史

チューリップ組担任

年齢:28歳

性別:肉体男性.心女性:恋愛男性

特技:縄跳び.レロレロ占い

「たけしちゃん、ちょっと聞いていい?さっき先生が言ってた意味わかった?」

「今は理解出来ないです。でもそのうち理解出来るかなって思ってます」

「そうだよね。占いの勉強来てるのに、腰が重要って理解出来ないよねw。僕もね、最初はそうだったんだあ。初めて先生にレロレロ占いをやって貰って、すごく勇気が出て元気出て未来が明るくなってさ。それで僕も先生みたいにみんなを勇気づけたいっていうか、幸せになって欲しいっていう気持ちで、レロレロ占い師を目指したの。で、初回にいきなり腰振りレッスンが始まってさw。僕のやりたかったことはこれじゃないってちょっと思ったりして、なんか自分が目指したのは間違いだったんじゃないかなって思ったんだよね。たださ、先生って占いだけじゃなくて、人間的にあったかいっていうか先生そのものに尊敬してたから、ちょっと頑張ったんだ。占いの知識もかなり自分のものになってさ。そしたらさ、そこでやっと腰の重要性が理解出来たんだよ。知識があれば占いは成立するんだけど、占い師としては成立しないんだ。上手く言えないけど、もっと大事なものが「腰振り」には隠れているんだっ。」

「葉ちゃんは体験したから実感して納得して理解してるんですよね。僕は、、まだまだだ、、、。本当は、、理解出来る自信ないです」

「僕だってそうだったよ。全然自信なんてなくて、でも、、とにかくやってみてみようって思っただけなんだ。頭で考えてもわからないことって今までだってあるだろう?それと一緒なんだよ」

「そっか、、うん、そうですよね。やってみます。やってわからなかったら、その時にまた考えます」

「たけしちゃん♡⃛そうそう!そうだよ!やってみよう」

「うん、葉ちゃんありがとうございます♡⃛僕、やります(๑•̀ㅂ•́)و✧」

【園長先生は柱の影から二人の会話を聞いていた】

「あー、素晴らしきセクシー青春ねえ」

⑩へ続く

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