ミチとの遭遇

ミチとの遭遇⑦

「はい、入学おめでとうございます。では、自己紹介をしよう」

ミチはどうやったら自己紹介で目立つか企んでいた。

(んーーーーん🤔、よし!これでいこう)

「ミチです。好きな人は坂本龍馬です。よろしくお願いしまーす。」

、、、、Σ(゚д゚;)ザワザワ、、、

(お、ザワついてるザワついてる(ΦωΦ)フフフ…、、、、)

ミチは目立てば反応は何でもよかった。

入学初日、目的達成。

「ミチちゃーん一緒に帰ろー」

隣のクラスのサキが声をかけてきた。ミチは急いで帰りの支度をする。

と、その時

「ミチってヤツどいつー?」

(ん?私呼ばれてる?)

声の方を見ると知らない先輩2人がクラスの前にいた。

「私ですけど、、、」

そのまま先輩に階段まで連れられた。

(何だろうσ( ̄^ ̄)?)

「あんたさー、生意気なんだよー」

(はて…( 。ω。)?)

「やられたくなきゃ他の学校行きな」

(えw今日入学なんですけどw)

(っていうか、、、あんた誰よw)

「ミチちゃーーーん、どこーーー?」

(あ、そうだサキちゃんと帰るんだった)

ミチは瞬間で記憶が飛ぶ。

目の前で先輩がなにか怒鳴っているが、ミチは聞いてなかった。と、いうか聞く耳を持っていなかった。

ミチは先輩を無視してサキの方に向かった。

「おい!お前何無視してんだよ!」

遠くから先輩の声が聞こえる。

「ミチちゃん、先輩達がこっち向いて何か言ってるよ。大丈夫?」

「へ?知らん( ˙-˙ )」

既にミチの世界には先輩達は存在していなかった。

【今日の報告】(📞’ω’)

先に産まれた人間は、後で産まれた人間に対して大きな声で話す習性がある。耳の成長に問題ありか? あと、小学校の記憶が無いから、つじつま合わせに小学校6年間分のプログラムを至急よろしくー。

「ミチちゃん、あれって、、、」

サキが指す先を見ると、校門の前に溜まっている大群の先輩達だった。

(あらま、何かこっちにらんでる。えっと、、、標的は、、、わたし(◉౪◉ )だよね)

ワクワクの中学校生活が始まった。

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