「はい、入学おめでとうございます。では、自己紹介をしよう」
ミチはどうやったら自己紹介で目立つか企んでいた。
(んーーーーん🤔、よし!これでいこう)
「ミチです。好きな人は坂本龍馬です。よろしくお願いしまーす。」
、、、、Σ(゚д゚;)ザワザワ、、、
(お、ザワついてるザワついてる(ΦωΦ)フフフ…、、、、)
ミチは目立てば反応は何でもよかった。
入学初日、目的達成。
「ミチちゃーん一緒に帰ろー」
隣のクラスのサキが声をかけてきた。ミチは急いで帰りの支度をする。
と、その時
「ミチってヤツどいつー?」
(ん?私呼ばれてる?)
声の方を見ると知らない先輩2人がクラスの前にいた。
「私ですけど、、、」
そのまま先輩に階段まで連れられた。
(何だろうσ( ̄^ ̄)?)
「あんたさー、生意気なんだよー」
(はて…( 。ω。)?)
「やられたくなきゃ他の学校行きな」
(えw今日入学なんですけどw)
(っていうか、、、あんた誰よw)
「ミチちゃーーーん、どこーーー?」
(あ、そうだサキちゃんと帰るんだった)
ミチは瞬間で記憶が飛ぶ。
目の前で先輩がなにか怒鳴っているが、ミチは聞いてなかった。と、いうか聞く耳を持っていなかった。
ミチは先輩を無視してサキの方に向かった。
「おい!お前何無視してんだよ!」
遠くから先輩の声が聞こえる。
「ミチちゃん、先輩達がこっち向いて何か言ってるよ。大丈夫?」
「へ?知らん( ˙-˙ )」
既にミチの世界には先輩達は存在していなかった。
【今日の報告】(📞’ω’)
先に産まれた人間は、後で産まれた人間に対して大きな声で話す習性がある。耳の成長に問題ありか? あと、小学校の記憶が無いから、つじつま合わせに小学校6年間分のプログラムを至急よろしくー。
「ミチちゃん、あれって、、、」
サキが指す先を見ると、校門の前に溜まっている大群の先輩達だった。
(あらま、何かこっちにらんでる。えっと、、、標的は、、、わたし(◉౪◉ )だよね)
ワクワクの中学校生活が始まった。
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